Agrimanager’s focus: 圃場におけるInternet of Thingsの実現と農家の課題に関する考察
(CHCペーパー Vol. 6)
要旨
農業にもIoT(Internet of Things)を適用して圃場を管理するソリューションが近年急速に進んでいる。こうした状況の下、農家がIoTを農業に活用するには、どこまでを機械化するか、何を圃場で操作するかといったポリシーを定めることが必要である。日本に限定すれば、農家の戸数は約160ほどあるが、そのうちのかなりの割合を小規模な農家が占めている。一方、高齢化の影響で農業従事者の65%以上が65才以上の人々で支えられている。日本ではスマホの普及は進んでいるが、それをどこまで農業に適用できるかは利用者のITリテラシーも必要となっている。
Key words
Agri Manager, ICT, AI, センサー, 圃場管理, IoT(Internet of Things)、ソリューション、高齢化、スマートフォン、ITリテラシー
Reference
ITと熟練農家の技で稼ぐ AI農業(神成淳司著、日系BP社)
IoTが拓く次世代農業 アグリカルチャー4.0の時代(三輪泰史・井熊均・木通秀樹著、日刊工業新聞社)
60分でわかるITビジネス最前線(ITビジネス研究会、技術評論社)
60分でわかるIoTビジネス最前線(ITビジネス研究会、技術評論社)
(注) Agri Managerについて
農業経営支援のアプリケーションソフトウェアである「アグリマネージャー(Agri Manager)」は2014年に株式会社クリエイティブハウスコーポレーションによりリリースされた。情報共有可能なユーザ数は5,000名であるため、主として中小規模の組織を対象としたERP(基幹)システムというポジショニングで製品化されている。